獺祭二割三分と三割九分の違いを比較したら4つあった!徹底比較

父の日

獺祭(だっさい) 純米大吟醸磨き二割三分と獺祭三割九分の違いを比較して解説します。

結論から言いますと、精米歩合、香り、味わい、価格の3つの違いがありました。

もちろん、味や香りが同じだと別商品にはならないので、違うのは当たり前かもしれませんが、どのようにちがうのかを解説します。

獺祭(だっさい) 純米大吟醸磨き二割三分の方が、獺祭(だっさい) 純米大吟醸磨き三割九分より、高級なお酒になっています。

詳しくは本文でお伝えしますね。

どのような味か飲み比べたい方には、ちょうど良い獺祭のお試しセットがありましたよ♪

獺祭二割三分と三割九分の違いは?

獺祭二割三分と獺祭三割九分の違いは、精米歩合の違いとお伝えしました。

獺祭二割三分 獺祭三割九分
精米歩合 23% 39%
香り 華やか、林檎や花のよう 心地よい、ほのかなバナナ様
味わい スッと口に入り、口の中で綺麗な甘みと旨みが広がり、いつまでも余韻が続く 繊細な果実味で、程よいアルコール感がある
アルコール度数 16% 16%
値段 5,500円 2,640円

【精米歩合】

獺祭二割三分と獺祭三割九分との違いは、精米歩合という日本酒の品質を表す指標にあります。

精米歩合とは、お米をどれだけ磨いたかを示す数字で、低いほど高級な日本酒になります。

獺祭三割九分は、精米歩合が39%で、獺祭二割三分は、精米歩合が23%です。

つまり、獺祭2割3分の方が、お米をより細かく磨いているので、より高級な日本酒と言えるんですね。

 

そもそも純米大吟醸とは、米・米麹・水のみを原料とし、醸造アルコールを添加しない日本酒のことです。

また、50%以下に精米された酒米を使い、低温で長期間発酵させる「吟醸造り」という製法で造られます。

このように、純米大吟醸は、原料や製法に厳しい基準があるので、高級な日本酒とされています。

純米大吟醸50%以下に精米された酒米で、高級な日本酒となるので、いかに獺祭二割三分と獺祭三割九分が高級なお酒かわかりますね。

【香り】

純米大吟醸は、フルーティーな吟醸香が特徴で、冷やして飲むのがおすすめです。

獺祭二割三分は、「華やか、林檎や花のよう」で、獺祭三割九分は「心地よい、ほのかなバナナ様」です。

これは、味わい方も個人差がありますが、同じフルーティな味わいでも、獺祭三割九分の方が甘い印象ですね。

【味わい】

獺祭二割三分の方が、「水みたい」と言う口コミもありましたので、スッキリしているようです。

また後味も良いとありますので、フルーティな香りとスッキリした味わいで、お酒をあんまり飲めない方も「美味しかった」と言う口コミも多かったです。

【値段】

獺祭二割三分の方が、獺祭三割九分より高級な日本酒なので、値段も高いです。

差額は2,860円です。

まずは獺祭三割九分を飲んでみるのも良いですね!

▶獺祭三割九分の口コミ記事はこちらにまとめています>>>

▶獺祭二割三分の口コミ記事はこちらにまとめています>>>

獺祭二割三分がおすすめな人

  • 高級なお酒を嗜みたい人
  • 高アルコール度数の酒を好む人
  • 醸造酒の愛好家
  • 購入予算に上限がない人

獺祭三割九分がおすすめな人

  • 上品な味わいを好む人
  • 軽めのアルコール度数を好む人
  • 食事との相性を重視する人

獺祭(だっさい) 純米大吟醸磨きの二割三分について

洗米

洗米後の米は、精米時の摩擦熱により極度に水分を失っています。

そのため、酒蔵に搬入された後、一ヶ月以上貯蔵し、水分含有量を回復させます。

洗米では、水分を0.3%以下の精度で厳密にコントロールするため、通常は大吟醸で使われる手洗いの技法が使われます。

機械で洗えば人手も時間も節約できますが、最新の洗米機でもこのように繊細な吸水率をコントロールすることはできず、旭酒造では手洗いを選択しています。

蒸米

もろみの醗酵期間が45日間と長いため、酵素力を保つためには外硬内軟な蒸し上がりの米を作る必要があります。

伝統的な和釜の技法を使用することで、外側が硬くて内側が柔らかい蒸米を作り、 釜への米の張り込みや蒸し上がった米の掘り出しなど、労力のいる作業を選択することで、より良質な蒸米を作り上げることができます。

麹造り

麹は酒の醸造において最も重要な役割を果たします。

麹は酵母に適切なブドウ糖を供給し、醗酵スピードを最適にコントロールする役割を担っているため、「一麹二モト」と古くから言われ、酒造りにおいて最も重要な要素とされてきました。

最高品質の麹を作るためには、米の状態を繊細に把握し、経験豊かな人の手による製麹操作が必要です。

機械では人間の五感や経験が感じ取る情報を完全に理解することはできません。

そのため、旭酒造では機械を一切使用せず、人の手によって獺祭の麹が造られます。

麹は生き物であり、製麹期間中の約48時間にわたって、昼夜を問わず操作が求められます。

旭酒造では、四人の担当者が交代で麹造りに当たっています。

仕込み

旭酒造では、全てのもろみにおいて、鑑評会の出品酒などと同様に、徹底した低温長期の醗酵形態を採用することが特徴です。

留仕込みの温度も5℃と、酵母の生存限界ギリギリの温度からスタートします。

最長50日の醗酵期間中、もろみ管理の際には、楽なことや安全なことを理由に高い温度を選択するという考え方はありません。

0.1℃の精度でもろみを厳密にコントロールする必要があります。通常であれば、コンピューターと温度コントローラーを使用して管理すると思われるもろみの温度コントロールも、このような高度な制御を求める場合には機械的な操作では不可能です。

そのため、旭酒造では、年間を通じて5℃に設定された醗酵室で自然の発酵熱ともろみの櫂入れ作業の強弱のバランスで制御しています。

この方法は費用もかかり、原始的な方法かもしれませんが、品質の向上のためにはこの精密な温度管理が必要なのです。

上槽

旭酒造では、商業ベースとしては日本で初めて遠心分離機を導入しています。

この機械を使用することで、無加圧の状態でもろみから酒を分離することができ、純米大吟醸が本来持つべき香りやふくらみなどの美点を損なうことなく表現することができます。

もちろん、欠点もあります。無加圧ということは、製品の歩留まりが非常に悪くなり、コスト的にも厳しいという点が挙げられます。

また、機械そのものが非常に高価であり、酒造業者で初めて導入するため、初期トラブルが避けられないという問題もありますが、良い酒を造るという目的のために、旭酒造は思い切ってこの機械を導入しました。

良い酒を造るためには、瓶詰め工程が積極的に貢献するのでしょうか?いいえ、それは非常に重要な工程です。ここで杜氏が丹精込めて造った、せっかくの良いお酒を台無しにする可能性が多く存在します。旭酒造では、搾り出されたお酒はまるみが出て、自然に甘みが増してくるまで生のまま貯蔵されます。つまり、搾ったお酒の中に微妙に残った酵素がデキストリンをグルコースに変え、より甘みを感じるようにするまで待ちます。その後、炭素濾過を行わずに瓶詰めされます。

瓶詰

良い酒を造るためには瓶詰めが重要であり、旭酒造では特に注意を払っています。

搾り出されたお酒は生のまま貯蔵され、酵素の作用により甘みが増し、炭素濾過を行わずに瓶詰めされるため、香りが逃げず、酒の品質を保ちます。

通常の方法では加熱された酒を瓶詰めしますが、香りが吸着してしまいます。

冷温瓶詰め方式では酒を冷たいまま瓶に詰めるため、香りが損なわれません。

急冷方式で劣化を防ぎ、良い酒のまま瓶詰めされます。「獺祭」は冷蔵庫で貯蔵され、バランスを回復させてから出荷されます。

まとめ

獺祭二割三分と獺祭三割九分との違いを4つ解説しました。

  • 精米歩合
  • 味わい
  • 香り
  • 値段

大きな違いは「値段」「精米歩合」の2点だけ着目すると、決めやすいかと思います^^

また、高価なお酒でほとんどの方は味に満足されていますが、もし、失敗したら嫌だなと思う方は獺祭のお試しセットがありましたので、そちらからスタートするのも良いですね!

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