成人式で贈るお祝い袋の書き方について、どのようにすれば良いか疑問に思う方も多いでしょう。
表書き、贈り主の名前の記載、裏面の記入方法など、どう書くのが適切か迷うことがあります。
また、祝儀袋として「寿」が記載されたものを選んでも問題ないのかという点についても触れたいと思います。
これらに関して、成人式における祝儀袋の選び方と書き方のポイントを解説します。
成人式のお祝い袋の表書きはどう書けばいい？
成人式におけるお祝い袋の名前の書き方に関するポイントをご紹介します。お祝いをする側の名前をどこに、どのように記入するかは、多くの人が気になる点の一つです。
お祝い袋に名前を記入する場所は、水引の直下、中央部分になります。ここには贈り主であるあなたのフルネームを記入します。特に夫婦で贈る場合、夫のフルネームを記載し、妻の名前は名前のみを加えるというのが一般的です。
さらに、お祝い袋の裏面には、贈り主の名前と住所も記入するのが通例です。これにより、お祝いを受け取る側が贈り主を明確に知ることができ、より心のこもったお祝いとなります。
成人式お祝い袋に寿の祝儀袋は使わない方がいい？
成人式で贈るお祝い袋に「寿」と書かれた祝儀袋を使用することについて、一般的には推奨されていないとされます。その理由を解説します。
成人式のお祝いの贈り主の名前の記載方法
お祝い袋に記載する贈り主の名前についてのガイドライン。
贈り主の名前は、水引の直下の中央部分にフルネームで記入する方法と、夫婦で贈る場合の記載方法、さらに裏面に贈り主の住所を含めて記入する一般的な方法を説明します。
表書き「寿」について
祝儀袋を選ぶ際、よく「寿」と書かれたものを目にすることがありますね。成人式のお祝いの場合、この「寿」の祝儀袋を使っても良いのかと迷う方もいるかもしれません。
しかし、実は「寿」と書かれた祝儀袋は、成人式の祝いにはあまり適していないんです。その主な理由は以下の通りです。
まず、「寿」は一般的に結婚祝いで用いられる表記であり、成人式のお祝いにはそぐわないとされています。
また、「寿」という文字には「長寿」という意味もあり、高齢者へのお祝いに使われることが多いです。そのため、若者の成人を祝う場合には、少し不適切と捉えられる可能性があるんですよ。
水引「蝶結び」について
成人式の際に用いられるお祝い袋には、通常、紅白の蝶結びが使われます。
この蝶結びは、解けて再び結び直すことが可能なため、繰り返し祝福されるべき機会に適しています。
蝶結びは、紐の端同士を結んで作る一種の結び方で、花結びとも呼ばれています。
この結び方が選ばれる理由は、何度でも結び直せるため、何度でもお祝いを行いたい場合に適しているからです。お中元やお歳暮、出産祝い、長寿祝い、お年玉なども蝶結びで結ばれることが多いです。
成人式は人生において一度きりの大切な節目ですが、蝶結びはその美しい赤白の色合いで、これからの幸せな飛躍を願う意味が込められているとも言われています。
また、蝶結びは本結びの両端を引き解ける状態とも解釈できるので、強さを象徴する意味合いも持ち合わせています。
そのため、成人式のお祝い袋に蝶結びを選ぶことは、単に一生に一度のイベントを祝うだけではなく、これからの人生における幸福を願う気持ちを表現するためのものと言えるでしょう。
まとめ
成人式のお祝い袋の書き方について詳しくご紹介しました。この特別な日のためのお祝い袋は、慎重に選び、丁寧に準備することが大切です。表書きには「祝御成人」「祝成人」「御成人御祝」など、様々な選択肢がありますが、贈り主の名前や裏面への住所の記入方法は基本的に同一です。
特に注意したいのは、「寿」と書かれた祝儀袋の使用です。これらは通常、結婚祝いに用いられるもので、水引が結切りの形をしていることが一般的です。そのため、成人式のお祝いには適していないと考えられます。
また、成人式は人生において一度だけの重要な節目です。そういった特別な日に贈るお祝い袋では、水引は蝶結びを使うのが一般的です。蝶結びは、その美しい形と何度でも結び直すことができる特性から、幸せな未来への願いを込めて選ばれます。
成人式のお祝い袋を選ぶ際には、これらのポイントを心に留めておくことで、贈る人の心遣いが伝わり、受け取る人にとっても忘れられない記念となるでしょう。
成人の新たな門出を祝うこの時に、適切なお祝い袋の選び方が、より一層の喜びをもたらします。
