おしゃぶりは、夜のお休み時間に限って使用すると、お子さんがスムーズに眠りにつけるお手伝いをしてくれます。
多くの親御さんが、夜の泣き声に対処するためにおしゃぶりを使うことを考えるでしょう。
しかし、歯並びが悪くなるなどのデメリットが気になり、使いたいけど躊躇してしまうママもいるのではないでしょうか?
保育心理士の筆者から言わせると、おしゃぶりは使うべきです!
0歳児担任の現役保育士の私は、入園まもなく、不安定なお子さんやお昼寝の時に頻繁に起きるお子さんの保護者には「おしゃぶりを持ってきてください」とお伝えしています。
おしゃぶりのメリットは
- 赤ちゃんの吸てつ反射を行うことで赤ちゃんは安心する
- 何をしても泣き止まないときにおしゃぶりを与えると泣き止む
- 卒乳がスムーズになる
- おしゃぶりで吸てつ反射を満足していると将来たばこを吸おうとしない
- おしゃぶりの使用で乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防になる(アメリカ小児科学会)
もちろん、必要がない時は外すようにして上手につかっていきましょう。
ここでは、おしゃぶりを夜に使う際の留意点や、睡眠後に外すタイミングについてもお話しします。
おしゃぶり寝る時だけなら大丈夫なの?
寝る時間だけおしゃぶりを利用するのは、一般的に安全です。
これにより、赤ちゃんがリラックスして眠りにつきやすくなるからです。
夜間頻繁に目を覚ますお子さんがいると、親も疲れてしまいますよね。
2歳までは、おしゃぶりを利用しても構いませんが、デメリットには注意が必要です。
おしゃぶりでの入眠デメリットや注意点を解説
おしゃぶりで赤ちゃんが泣き止んで眠るのは楽ですが、それに頼りすぎると、以下のような問題が生じることがあります。
- 夜中におしゃぶりがないと泣き始める
- おしゃぶり卒業の時期が来てもやめられない
- おしゃぶりがないと眠れなくなる
これらの問題を避けるために、おしゃぶりはどうしても必要な時だけにしましょう。
おしゃぶりで寝た後取るタイミングはいつ?
画像引用 ヌーク公式サイト
長時間のおしゃぶり使用は、赤ちゃんの歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。
また、親が眠っている間に赤ちゃんがおしゃぶりをくわえていると、何かあったときに気付けないリスクもあります。
赤ちゃんが眠ったら、すぐにおしゃぶりを外しましょう。
赤ちゃんが深く眠っていれば、おしゃぶりは簡単に外れますが、そうでなければ無理に外さない方が良いでしょう。
おしゃぶり寝る時だけなら大丈夫かのまとめ
おしゃぶりを夜だけの使用に限定すれば、基本的には問題ありません。
しかし、毎晩の入眠時におしゃぶりに頼ると、それが習慣化してしまう恐れがあります。
困ったときだけの使用に留め、赤ちゃんが寝付いたら早めにおしゃぶりを取り除くことで、問題を防げます。
おしゃぶりを使い続けると、歯並びの問題だけでなく、おしゃぶりがなければ泣いてしまうなど、将来的にお子さんが自分で眠りにつくことが難しくなるかもしれません。
だからこそ、おしゃぶりはほどほどにし、赤ちゃんが寝た後にはすぐに取り外すようにしてください。
これにより、お子さんがおしゃぶりなしで安心して眠れる環境を整えることができます。
親としては、おしゃぶりを上手に活用しつつ、お子さんの健やかな成長をサポートしていきましょう。